ルイ・ヴィトン展に行った話
中之島美術館で開催されたルイ・ヴィトンの
ビジョナリー・ジャーニー展に行く。
すごくよかった。
展示もよかったけど、展示会の名前通り、
ルイ・ヴィトンというブランドの歴史や背景を
時系列で展示してくれてるのがよかった。
個人的にふたつ面白かったことがあって、
ひとつはヴィトンが日本に来たときに
刀のツバに興味を持ったこと。
ヴィトンは刀のツバを集めて
図鑑にするくらいハマったみたい。
当時の日本人からすれば身近で当たり前のものが
こんな評価されるとは思いもせんかったやろな。
刀のツバなんて興味持ったことなかったけど
言われてみれば造形は確かにめちゃカッコよくて
細工とか厚みに感動したんやろなと想像した。
刀もツバも今の日本人からすれば身近でないけど
日本が古来より培ってきた伝統文化や芸能の中に
美点を見出せそうだなと思えたことが嬉しい。
日本の展示にもっと足を運ぼうと思った。
もうひとつ面白かったのは、
二代目のヴィトンがモノグラム柄を開発し、
商標を取得したことでブランドを守ったこと。
今でこそ当たり前のモノグラム柄が
きっとデザインを模倣され続けることに対する
苦肉の策だったことを想像して笑った。
生きる時代や立場が違っても
ブランドをつくろうと考えるもの同士、
ヴィトンもうちも別に考えることは同じや。
ヴィトンにとってこの商標の取得が
どれだけ大事な転換点だったのかということは
過去に作ってきたカバンが壁一面にずらっと並ぶ
まっ黒な部屋のど真ん中に、
実際の商標が飾られていたことからも
容易に想像することができた。
きっと「これやっ!」ってなったんやろな
モノグラムのデザインに辿り着いたとき。
商標取った時も嬉しかったやろなあ。
苦肉の策として知恵を絞って生み出したものが
いまではブランドを代表する顔になってるんやから
物づくりというのは面白いもんや。
ほんまに。
あと展示全体から感じたことは
自社の商品に対する圧倒的な誇りで。
商品に対して圧倒的な誇りがあるからこそ
ヴィトンで働くひとたちにも誇りが生まれる。
その誇りが生まれたフランスから遠く離れた
日本という島国にも届いてるのだろう、と
そんなことを考えた。
だから一度店舗にも行ってみようと思った。
買うことはなくても実際の商品に触れてみたいし
そこで働く人たちの立ち振る舞いも見てみたい。
願わくば日本のスタッフも
誇りを持って働いていてほしいもんだ。
2025/09/16
POLO
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