ルフィに受けた影響の話

小学5年生のとき、ワンピースの連載が始まった。
近所に住むおじさんが毎週ジャンプを家に持ってきてくれたこともあり、子どもながらにルフィの活躍に心を踊らせ、

家庭科でこんなクッションカバーをつくったりしては、「いつかおれもルフィみたいな海賊になりたい」と比較的真剣に考えていた。

そんなぼくは、小学校の卒業アルバムのクラス全員の宝物をまとめたページに「夢」と書いた。友達はみんな「野球のグローブ」とか「友達」とか「ゲーム」とかとか書いてる中で、だ。

そして今度は、クラス全員の将来の夢を書くところに「海賊」と書いた。友達が「パン屋」とか「花屋さん」とか「プロ野球選手」とかとか書いてる中で、だ。

今思えばなかなのクレイジーだけど、まぁこのときはまだ自分の世界のすべてが学校の校区内なわけで、大阪の内陸に生まれ育ち、海をよく知らないおれはそこそこ真剣に書いてたんだと思う。

それくらいには当時から大好きだったワンピースという漫画。それから22年もの月日が流れ、ルフィの年齢はとっくに超えて、きっと海軍本部の中将くらいの歳になってしまった。

ワンピースはそんな今でも欠かさず最新話を読んでるほど好きでだし、単行本は何周読み返しているかはもうわからん。作者の尾田栄一郎はたぶん鳥山明の影響を受けて「漫画はただの娯楽でいい」と考えてるから、何か意図して気づかせようとはしてないはずなんやけど、それでも読み返すたびに学ぶことがあるな。

12歳のおれは海賊という「形」に憧れを抱いたけど、長い時を経て今の自分は、ルフィという主人公の「船長としての在り方」に影響を強く受けている。

おれは会社をつくるけど、決して金儲けがしたいわけじゃない。おれが29年間生きてきて、これからも一緒に生きていきたい友達がいっぱいいる。そしてきっとこの先の人生で、会社を通して出会う仲間もいるだろう。

おれはそんな友達や仲間と、人生死ぬまでのすべてを分かち合い、ずっとずっと楽しみながら生きたいねん。友達や仲間が、嬉しいときには一緒に喜び、悲しいときには一緒に悲しみ、困ったときには助け合い、忘れたいことがある夜は、忘れるくらいまでヤケ酒に付き合って話聞いたりたいねん。

人生の楽しみや喜びを何倍にもして、人生の苦しみや悲しみは半分にしたいねん。それが、それだけがおれが会社をつくろうとしてる理由や。

だから会社は『こいつむっちゃええやつやん』だけで固める。でもさ、『こいつむっちゃええやつやん』が、必ずしもスキル高いわけじゃないねんて。ウソップとかナミみたいにさ。

だからおれは、そんなやつ含めてみんなを最低でも経済的に守れるだけの力を今つけなあかん。

誰よりも学ばないけんし、誰よりも考えないといけんし、誰よりも手を動かさんといけんし、誰よりも成長せなあかん。

そう書きながら自分でも思うけど、やっぱりこんなことをガチで考えてるおれは厨二病の社会不適合者やけど、一度しかない人生。

日本という失敗しても死ぬわけじゃない国に生まれたこと自体が恵まれとる。それに感謝して、今日もシャカリキやりまっせ。

30代でやりたいことは

この2年かけて必死に描いてきた。

あとは動いて形にするだけ。

おれがルフィでおれが一番強くなる。

仲間のためにもっと強く。

2025/09/18

POLO

N E W   D I A R Y

A U T H O R

新宿駅から都会と地方をつなぐ新たな拠点。

国内最大規模の売り場面積を誇る全4フロアのブランドストア。アークテリクスとその他アークテリクスのラインナップは面積に応じたコミュニティスペースが完備されており、充実の暮らしを過ごすことができる。併設施設においてはさんぷるテキストを入れることで文字の寮を調整することも可能。

B O O K M A R K

いい人生をつくっていくために
WEBサービスをメインに店舗&出張型の
リアルサービスああああああも展開しています。

愛ある最高のプあああロダクトを届けたいから。
すべてのプルダクトは企画/デザイン/制作まで
外注せずに自分たちでつくっああています。

OFFICIAL LINE