ピアノの森の話

ピアノの森という漫画が好きで、昔から折を見ては読み返してる。娼婦街で生まれ育った少年が、先生と共にショパンコンクールを目指す話。

同じ曲を弾いてるのに弾き方も聴こえ方も違うのは、その曲に対する解釈と、その解釈をどう表現するかが違うから、という大事なことを教えてくれた漫画で、この漫画を読んでからクラシックを聴くようになったし、ピアノに限らずコンサートにも行くようになった。

ピアノを自分で弾かない限りは、技術的なすごさはわからんのやけど、それでも音を聴くことで「このひとはこういう表現したいのかな」と勝手に想像できるようになってきたのが嬉しい。

ピアノが技術的にうまいひとは世の中にたくさんいて、素人が聞けば「うまっ」と感じるんやろうけど、すべてのピアノが感動できるわけではない。ピアノが「うまい」ことと「感動させる」ことはまた別の力なんだと思う。

それは音楽に限らず表現全般に言えることやけど。高みを目指すなら技術があることなんかは大前提の話で、長く時間と労力をかけて培った技術を土台に、自分なりの表現力を積み上げていかないとその域には辿り着けない。

あと表現力の差は「人生経験の差」そのものやと常々思う。表現力のことを考えるときは、いつも浅田真央とキムヨナのスケートを思い出す。両者の表現力を分けたのはきっと、バックボーンの違いなんだろう。キムヨナのスケートには人間としての深みみたいなものが確かに宿ってた。

苦労は買ってでもしろ。
なんて言葉があるけど、それはピアノであれスケートであれビジネスであれ、表現したいものがある人間にとっては正しいと思う。ひとを感動されるレベルの表現力は、きっと総合的な人生経験から生まれるはずだから。

2025/09/18

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